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    パオロ・ペレグリン × アンドレア・ホルツヘル

【トーク】
パオロ・ペレグリン × アンドレア・ホルツヘル

4.13 Sat. 14:30—15:30

堀川御池ギャラリー 2階

[日/英]
Free

パオロ・ペレグリンとマグナムのグローバルエキシビションディレクターであるアンドレア・ホルツヘルが南極大陸を舞台にした印象的で感情に訴えかける作品について対談します。

パオロは南極における気候変動の影響を空撮で記録する、NASAのアイスブリッジプロジェクトに参加しました。

「上から見ると、そこには壮大さの目の前に恍惚とさせるものがあった。私はその荘厳美の空想的な概念については理解していたであろう。それは単にその風景の絶対的な美というものではなく、永久性を語る存在を前にした自分自身を発見する感覚である。私は自分がきわめて美しいものを目にしていることに気づいていた。それはいわば自然界の(バチカンの)システィーナ礼拝堂のように、全てを理解することは難しいが、同時に不完全なものをも含む美なのである」ーパオロ・ペレグリン

NASAが毎年行っているアイスブリッジプロジェクトの着目により、南極がいかに不完全なものであるかということが明らかになりました。2009年に始まった本プロジェクトは、11年間にわたるNASAの探検活動の中でも、これまで「未公開」であった南極と北極の3次元イメージを示すことができたものとなりました。

ペレグリンにとってはこのプロジェクトがこれまでに取り組んできたことのなかった領域であったが、未知の領域というわけではありませんでした。彼はキャリアのほとんどで、主に被害と衝突を生み出したアラブ圏での歴史的事件を扱ってきました。南極は単にまた別の戦場であり、そこでは政治的闘争が繰り広げられ、氷河は溶け、水面上昇が起こっています。

「私は何年間にも渡り人と人との間で起こる衝突を撮ってきた。もちろんそこには悲劇が生じるが、同時にそこから立ち直る力もある。その力は生存や勇気、名誉や愛という多くの行動で表される。」ペレグリンは語ります。「そして温暖化した北極も、また別の規模ではある一つの衝突と言える。この衝突自体に人間は存在しないが、気候変化は限りない成長を求める人間の行動とアイデアの結果である。」

プロジェクトの詳細はマグナムのウェブサイトをご覧ください。
注意事項
※例年ご好評を頂いております無料イベントは、事前予約を受け付けておりません。
※会場にお越し頂いた方から順番に御案内致しております。
※最新情報はウェブ等で御確認ください。
※イベント開始10分前には会場へお越し頂く事をお勧め致します。
※いくつかの会場はお席に制限があります。予めご了承ください。
堀川御池ギャラリー 2階
〒604-0052 京都市中京区押油小路町238-1
地下鉄東西線「二条城前」駅 2番出口から徒歩3分

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